本書は故・藤平健先生が絶賛した尾台榕堂翁の最晩年の著作で医療哲学、治療経験の集大成されたものの完全訳である。第1巻は原文と完訳。第2巻は解説と索引の2冊構成である。詳細な校註と語句解説や歴史的考証、時代背景などにより江戸末期の医療状況、西洋学受容の夜明け前の状況などもわかる。
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