薬物治療を主体とする日中伝統医学の歴史上で唯一、刺絡を専門とする江戸期の医家、三輪東朔(1747〜1819以降)。そして東朔の没後100年の時を経て昭和期に刺絡を再興させた工藤訓正(1918〜1989)。両者は生命維持活動の根本をなす血液循環障害の改善に刺絡の主眼をおき、症状の緩和ではなく生体の恒常性の維持回復と自然治癒力の向上を目的とした。
三輪東朔の伝記、刺絡・瀉血療法の歴史、三輪流および工藤流刺絡の真髄を知り、真の刺絡治療への糸口となり得る一冊。
巻末には77頁にもわたり、三輪東朔の著述影印を収録。
三輪東朔の伝記、刺絡・瀉血療法の歴史、三輪流および工藤流刺絡の真髄を知り、真の刺絡治療への糸口となり得る一冊。
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